ThinkPad X220のレビュー 12.5型の中々使えるモバイルノート(1)
ThinkPad X220は、2011年の3月末頃に発売が開始されたモデル。
![]() インテルの第2世代にあたるCore iプロセッサーを搭載した高性能なモバイルノートである。 インテルのCPUも第2世代以降になるとかなり快適になり、今(2012年)販売されているモデルと比べてもなんら遜色のないパフォーマンスを備えている。 というわけで以下、X220の筐体についての解説を掲載してみた。 ![]() ![]() X220の天板。 こうやって記事を書いていると、同じデザインばかりで見飽きてくるのだが、デザインが大きく変わらないと時間がたっても古さを感じさせる事が無いため、長く使っているユーザーにはメリットがある・・とレノボスタッフの誰かが言っていた記憶がある。 確かにそうだと思う。 側面の端子の内容をチェックしてみる。 ![]() こちらはX220の左側面。 排気口、USB3.0、VGA、ディスプレイポート、USB2.0、ワイヤレスLANのスイッチを搭載。 ![]() 右側面には、SDカードスロット、にPowered USB2.0、LAN、ヘッドフォンとマイクのコンボポート、HDDベイ、セキュリティスロット。 モデム端子などが無くなり、USB3.0が登場するなど若干内容は変わってはいるが、基本的なインターフェースの配置や内容は変わらない。もちろんHDMIもない。 ![]() 前面にあるラッチは、これまでのような爪を引っ掛けるタイプのものからマグネット式に変わってしまった。 これは良いと思う人もいるだろうが、どうもしっかり閉まっているという感じがしない為、自分は最初はなじめなかった。(X220と同じマグネット式のX230を使用しているうちに、すっかり慣れてしまったが) ![]() 背面のバッテリー右側にはACコネクター。 ![]() キーボードは変わらない・・と言いたいところだが、前モデルからのキーボードに若干の改良が加えられた。 基本的なキーの配置や押し心地などは変わらないのだが、良く見ると、EscやDeleteキーが他のキーよりも縦長に設計されているのというのがわかると思う。 EscやDeleteは他のキーよりも使用頻度が高いため、このような縦長の形状を採用したのだそう。 確かに縦に長いと押しやすい。 自分の中では、多分これが最も使い易いキーボードではないかと思う。 ![]() タッチパッドにも変更が加えられた。 X201シリーズのタッチパッドはボタン分離型のタッチパッドであったが、X220では一体型のタッチパッドが採用されている。 私はボタン一体型のタッチパッドは苦手なので、必要に迫られなければ殆ど使わない。 ThinkPadではトラックポイントを使う人も多いだろうから、分離型でも一体型でもあまり関係ないのかもしれないが、私にしてみるとボタン一体型になってしまったのはとても残念である。(一体型のタッチパッドにしては使いやすいほうだとは思うが) ちなみに、X220と同じくX230もこのタッチパッドが搭載されているのだが、普段X230を使うときにはタッチパッドはオフにしてしまい、出来る限りマウスを使用している。基本的に苦手なのだから、どんな工夫がしてあっても苦手だというのは変わらないのである。 ![]() 液晶はこれまで通り、180度以上にまで開く事が可能。 ![]() 底面はこの通り。 中央にメモリスロット、右側面の方にHDDベイのスロットが配置されている。 メモリやHDDに関しては、メンテナンス性はとても良いと思う。 ![]() X220に付属の6セルバッテリーと、オプションで販売されている9セルバッテリーの重さを測ってみた。 ![]() これはバッテリー抜きのX220の重量。 約1.15kgと軽めである。 ![]() そしてこちらは、6セルバッテリーの重量。321gである。 本体とあわせると約1.473kg。 ![]() 最後に、9セルバッテリーの重量は488g。 本体とあわせると約1.64kg。 ちょっとこの重量は重いと思うが、12.1型のX60に8セルのバッテリーをつけて大体約1.6kgくらいの重量だったことを思うと、12.5型で9セルバッテリーを搭載したX220は、従来のモデルよりも若干軽くなっているのだという事になる。 といっても、最近のThinkPadは以前よりもバッテリー駆動時間が長くなってきたので、長時間バッテリー駆動させたいというのではない限り、大容量のバッテリーは必要ないかもしれない。 外観については以上である。 性能面については次の記事に掲載しようと思う。 |